こんにちは、タケトンです。
元ギャンブル依存症者として、ギャンブル依存症の克服について発信をしてますが、
自信の体験談+知識を織り交ぜることで、説得力のある伝え方が出来るのではと考え、
山下實さんの書籍「脱パチンコ~元パチンコ店長が書いたパチンコの問題点と止め方」を読んでみました。
この方は元パチンコ店の店長とのことで、パチンコ業界のリアルについて具体的に記載されていました。
読み終えた感想としてまず思ったことは

怖い・・・
僕自身、記載されている内容がどこまで本当かは、分かりません。
ここでひとつ前置きとして、
「パチンコ屋は快適に遊戯ができる場所の提供を行っている」
その上で、パチンコ店の利用については、自己責任である。
ということが、私の考えです。
この本を読んでみて、パチンコ依存症を克服する上で参考になるのでは?という内容と感想を、
エクストリームかつコンパクトにまとめました。
ギャンブルによって失うもの
この本では、ギャンブルにより失われるものとして、下記の4個を挙げています。
・金銭
・精神の余裕
・愛情
・家族との時間
たしかに、僕もギャンブル依存で苦しんでいた当時は、
【金銭】貯金はできず、たまに借金をしやりくりしていました。
【精神の余裕】常にお金がない状況のため、将来への不安、直近の支払いへの不安、負けた分を取り戻さなければという焦りを抱えており、精神に余裕はなく、気持ち的に毎日ネガティブな感情を抱えていました。
【愛情】当時付き合っていた彼女からのデートの約束についても、ギャンブルを優先しドタキャンしてしまったことが何回かありました。
【家族との時間】12年間ギャンブルにのめり込み、その時間を家族や彼女との時間に費やせていたらと、後悔しています。
交換率のカラクリ
この本では、「パチンコは初めから不利な条件で勝負をさせられている」ということが書かれています。
それは「交換率」という仕組みとのことです。
交換率→店が客に貸し出す貸し玉の金額と、店側が客から買い取る金額の差額(比率)
これは、店側がしっかりと利益を出すための仕組みとなっており、
「儲けが先に引かれている」と著者は言っています。
詳しくは、本書を読んで頂ければと思います・・・。
パチンコ屋のターゲット層
このテーマが一番刺さりましたね。
この本では、パチンコ屋のターゲット層は、下記であると書かれています。
・社会の厳しさを知らない若者
・お金と時間のある公務員
・家計を握っていて暇な主婦
・周囲のパチンコ率が高い工場勤務者や土木関係
・寂しさを埋められないホステスや風俗嬢
・年金老人
僕はこれを見て、ゾッとしました。

パチンコ屋で見かけたことある人ばかりだ・・・
若者 → 多いです
公務員 → 公務員かどうかは判別難しいです(笑)
主婦 → 一人で来ている見た目は普通の主婦っぽい人を良く見かけました。
工場勤務者や土木関係 → 多いです。だいたい作業着のまま来ているのですぐわかります。知り合いの工場勤務・土木関係の仕事してるやつの大半パチンコやってます。(汗)
ホステスや風俗嬢 → のような風貌の人はちらほら見かけました。
老人 → 多いです(笑)
もしパチンコ屋がこのような人たちをターゲットとしビジネスを展開しているということが本当であれば、見事にターゲット層を集客しています。
ちなみに僕は「社会の厳しさを知らない若者」でした(笑)
ギャンブルをやめる方法の結論
最近、中野信子さんの著書「脳内麻薬」という本を読みました。
またレビュー記事を書こうと思いますが、その本では依存症の脳内メカニズムについて書かれていました。
そして今回、元パチンコ店長が書いた本を読み、元ギャンブル依存症者の僕が、
どうやったらギャンブルを辞められるか
これに対する僕の結論としては
『ギャンブルより楽しいことを見つける』
これしかないと思います。
いくらパチンコ業界について勉強したところで、
脳内のメカニズムとして、ギャンブルが一番楽しいことになってしまっている以上、
ギャンブルはやめられないと思います。元依存症者としてこれは強く思います。
僕は今、読書等での勉強、ブログ記事執筆、情報発信、株式投資がギャンブルの楽しさを超えたため、ギャンブルをしなくなりました。
おわりに
今回、「脱パチンコ~元パチンコ店長が書いたパチンコの問題点と止め方」を読んでみて、
エクストリームかつコンパクトにまとめました。
なぜエクストリームかつコンパクトに書いたのか。
それは、この本を読んでみたら、察して頂けるのではと思います。
歯切れが悪くて申し訳ないのですが、ギャンブル依存症で悩んでいる方にとっては、一つの情報として参考になるのではと思います。
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